卒業生メッセージ

OB/OG MESSAGE

卒業生メッセージ

地域社会に貢献できる確かな力、
そして夢をかなえる勇気と自信を得て飛び立った八戸工業大学の卒業生は、
個性を活かしてそれぞれの舞台で活躍しています。
そんな卒業生の現在・過去・未来に迫ります。

工学部

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自動車に打ち込める環境が


今の自分を築いてくれた。

関東検査部に所属し、検査コースで自動車審査業務を行っています。いわゆる車検業務で、自動車が車検証と同一であるか、灯火器類の色が正しいか、破損箇所はないか等を審査しています。もともと自動車が好きで、自動車工学コースのある本学に入学しました。卒業研究では、新型コロナウイルス等の感染防止のための車内換気方法について研究しました。また動力研究部の活動にも力を入れ、50ccのエンジンやモーターを搭載した小型のマシンを製作し大会に出場。工具の使い方や多彩な加工技術を身につけられただけではなく、先輩・後輩との絆を深めることもでき、深く印象に刻まれています。今があるのは、とことん自動車に打ち込むことのできた環境のおかげです。

独立行政法人 自動車技術総合機構
石戸 三奈さん
機械工学科(現:機械工学コース)2022年3月卒業
青森県立青森西高等学校出身


再処理に携わる責任の


重さをやりがいとして。

現在、私が担当しているのは、再処理工場の前処理設備に関する運転および建屋の保守管理です。2021年には約1ヶ月間にわたりフランスORANO社ラ・アーグ再処理工場での現地研修に参加。多くの知見を得ると同時に、使用済み核燃料の再処理に携わる責任の重さをあらためて実感する経験となりました。原子力には在学中から関心を持っており、原子力関連の講習や施設見学に積極的に参加したり、卒業研究では次世代エネルギーの一つである核融合炉に使用される材料をテーマに研究を行いました。私が好奇心の赴くままに学び、行動できたのは、周囲に挑戦欲旺盛な仲間がたくさんいたから。本当に刺激的な毎日でした。皆さんにも大学では貪欲に挑戦してほしいと思います。

日本原燃 株式会社
尾﨑 雄磨さん
機械情報技術学科(現:機械工学コース)2012年3月卒業
青森県私立八戸工業大学第一高等学校出身

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仲間と互いに刺激し合い、


共に成長できる環境で。

クラス担任を務める傍ら、工業科の授業、特別活動指導、バスケットボール部顧問を担当。2021年からは工業科電気コースの主任も務めています。生徒の成長する姿を間近で見ることができ、感動の瞬間を共有できることがモチベーションになっています。在学中はさまざまなことに挑戦し、視野を広げながら成長できたと思います。その一つが学チャレで行った種差海岸のジオラマ製作。仲間と試行錯誤しながら没頭した日々は大切な宝物です。また卒業研究では、バイオプラスチックを電気絶縁材料として使用するための研究に取り組みました。先生方や仲間の支援のもと、最新の測定機材を活用することで、電気学会学生表彰を受けるまでの成果を上げることができました。

八戸工業大学第一高等学校
上村 和仙さん
電気電子システム学科(現:電気電子通信工学コース)2013年3月卒業
青森県立南部工業高等学校出身


濃密な学びの日々が成長を


加速させてくれました。

在学中は、電気電子工学分野に関わる基礎から応用まで多くのことを学びました。第一種および第二種電気工事士の資格を取得することもでき、大いに自信を深めました。実験や卒業研究では、仲間と協力すること、自ら考え行動することの醍醐味を実感しました。そんな学びの成果を活かしたいと考え志望したのが通信業界です。現在は、NTTの通信用建物の電力設備に関する保守業務に従事。仕事上で必要となる電気主任技術者の取得に向け、大学で使っていたプリント等をフル活用しながら勉強しています。電気の知識ゼロだった自分がここまで成長することができたのは、先生方のご指導や仲間の存在があったからこそ。八戸工業大学での濃密な学びの日々に改めて感謝しています。

NTTアノードエナジー株式会社
東日本事業本部 東北支店

今 亮人さん
電気電子工学科(現:電気電子通信工学コース)2022年3月卒業
青森県私立弘前学院聖愛高等学校出身

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生まれ育った八戸市の


発展に貢献し続けたい。

大学ではICTに関する知識としてウェブやプログラミングの基礎を学びました。英語学習にも積極的に取り組み、TOEICも受験しました。行政職を志望したのは、卒業研究で自治体が保有するデータの利活用について提案したことがきっかけ。入庁後、最初に配属された観光課で観光情報ホームページの管理・更新やIT関連のオフィスツール導入に携わり、大学での学びの成果をフルに発揮しました。メールで届く海外からの問合せにも、英語力を活かして対応しました。現在は子育て支援課に異動し、児童手当事務に従事しています。職場の先輩方のスキルは高く、いつも刺激を受けています。日々勉強することが多いですが、生まれ育った八戸市の発展に微力ながら貢献し続けていきたいと思っています。

八戸市役所
滝沢 健太さん
システム情報工学科(現:システム情報工学コース)2018年3月卒業
青森県立八戸工業高等学校出身


最新技術に触れたからこそ


進むべき道が見えた。

在学中はCGや機械学習、セキュリティ、ネットワークなど情報分野について幅広く学びました。他にも多くの実践的な授業を通して、プログラミングなどのスキルを身につけることができました。最新技術に触れて得た知見を活かす道として選んだのが現在、勤務している企業です。私はここで、クラウドをはじめとした先端技術を用いてPoC(概念実証)開発に取り組んでいます。自分たちでノウハウを蓄積しつつ、常にアップデートされていく技術をキャッチアップしていけるよう、日々学習し続けることを意識しています。目指しているのは、あらゆる業務をマルチにこなせるフルスタックエンジニア。思考力と学ぶ習慣を大切に、より革新性の高い技術を生み出していきたいです。

かんぽシステムソリューションズ株式会社
小栗山 陸斗さん
システム情報工学科(現:システム情報工学コース)2022年3月卒業
青森県立木造高等学校出身

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公害防止管理者水質第一種の


資格取得が大きな自信に。

星野保教授の研究室で、水生昆虫の腸内に見られる菌類について研究したことが印象に残っています。菌類の生態を調査するため、はるばる遠方まで出かけたこともありました。とても楽しい時間でした。また2〜3年次にかけて、公害防止管理者水質第一種の資格を取得しました。出題範囲が広く勉強は大変でしたが、合格は大きな自信になりましたし、在学中に自分が最も成長できた出来事の一つにもなりました。この資格を活かせる環境を求めて出会ったのが、私が今勤務する企業です。フェロニッケル製錬を主軸としていますが、粉塵発生施設を多く所有していることもあり、大学での知識や資格を有効に活用できると考えています。当面はこれを目標としてがんばっていきます。

大平洋金属 株式会社
小泉 遼岳さん
生命環境科学科(現:生命環境科学コース)2022年3月卒業
青森県立八戸工業高等学校出身


スキルを活かし、


自然環境と発電所プラントを守る。

青森県の東通原子力発電所に勤務しています。発電所の維持管理に必要な系統水、環境へ放出される排水・排気などのサンプリングや化学分析、放射能測定を行い、お客様にデータを報告する業務に携わっています。いわば発電所プラントの健康診断を行う仕事とも言えます。大学では、生物学から環境化学まで幅広い分野を学びました。卒業研究では平内町の浅所海岸をフィールドに、渡り鳥が海草コアマモに与える影響を調査しました。研究成果を学会で発表したり、論文の一部が海外の学術雑誌に掲載されたことで、大きな自信に繋がりました。また、この成果は大学創立50周年記念誌でも取り上げていただきました。八戸工業大学で得た知識や技術はもちろん、多くの出会いや経験のすべてが、現在の仕事の基礎になっていると思います。

東北緑化環境保全株式会社 東通支社
佐藤 史幸さん
生命環境科学科(現:生命環境科学コース)2019年3月卒業
青森県私立八戸工業大学第二高等学校出身

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培った知識・技術のすべてを


施工管理業務に注いでいます。

在学中は土木工事の仕事に就くことを目指し、測量学や構造力学、コンクリート工学など土木の分野について幅広く学びました。卒業研究では、橋脚に堆積した流木に関する水理模型実験を行い検証。辛抱強く続けることの大切さを学び、人間的にも成長できました。4年次はまた、青森県代表としてバレーボールのミニ国体に出場。とても印象深い1年となりました。現在は、建設現場の施工管理者として、施工方法の検討から予算・品質・安全管理まですべての工程に関わっています。大学時代に培った知識・技術のすべてが役立っています。今後の目標は、土木施工管理技士の資格を取得すること。現場代理人として工事の竣工までを担うべく、これからも勉強を続けていきます。

株式会社タカヤ
白石 雄大さん
土木建築工学科(現:建築・土木工学コース)2022年3月卒業
岩手県立黒沢尻工業高等学校出身


研究室で過ごした


濃密な時間は一生の財産です。

戸建て住宅の建築施工管理業務に従事しています。現場で起こるさまざまな問題を解決し、完成した家を施主様にご満足いただくことが何よりの喜びであり、やりがいです。在学中は主に構造力学や土質力学、測量について学び、4年次はコンクリートの性質について研究しました。研究室で過ごした濃密な時間は特に印象深いですね。泊まり込みで実験に打ち込んだこと、友人や担当教授との熱いディスカッションは一生の財産です。教職員の方々には就職活動時も手厚く支援していただき、心から感謝しています。4年間はあっという間でしたが、今こうして、自信をもって仕事ができているのは大学での学びのおかげ。今後も学びの気持ちを忘れず日々、成長していきたいです。

株式会社 大進建設
中田 佳佑さん
土木建築工学科(現:建築・土木工学コース)2014年3月卒業
青森県私立八戸工業大学第二高等学校出身

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感性デザイン学部

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言語コミュニケーションが、


充実した社会生活の基盤に。

証券会社のコールセンター部門に勤務し、副センター長として運営業務の他、お客様への各種ご連絡や相続手続きの問合せ対応を行うチームの責任者を兼務しています。コールセンターは「聴く」「伝える」が最大のミッションで、言語コミュニケーションが不可欠です。大学でその基礎となる部分を学べたことで、相手によって伝え方を変えたり、さまざまな言葉のバリエーションを使い分けることができているように思います。卒業研究においても、ファッション雑誌などに用いられる創作用語に着目し、それらがもたらす効果などについて研究しました。学習に力を入れた「言語」が今、仕事に活かせているのはとても幸運なこと。その知識が充実した社会人生活の基盤になっています。

マネックス証券株式会社
林 亜友美さん
感性デザイン学科2010年3月卒業
青森県立八戸商業高等学校出身


地域での活動を通して


人間的にも大きく成長できた。

キャンパスの外にもキャンパスが広がっていた。そんな印象を抱いています。学外での学びにも先生方がとても積極的で、なかでも私は、写真を軸に地域の魅力を引き出す『つくるはしかみ』プロジェクトや、空き家リノベーションプロジェクトに力を入れました。とりわけ階上町は私が生まれた地域でもあり、思い入れもひとしおでした。地域に出て活動することで、キャリアステップにつながる濃い経験はもちろん、地元の方との交流を通してコミュニケーション力も高めることができました。人間的にも大きく成長できたと思います。大学で培ったチャレンジ精神を活かすべく就職先として選んだのが、新しい発想で日帰り温泉をプロデュースする企業。日々ワクワクしながら過ごしています。

株式会社 温泉道場
髙橋 祐賢さん
創生デザイン学科(現:感性デザイン学科)2021年3月卒業
島根県私立立正大学淞南高等学校出身

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